イスラエル・ユダヤ情報

日本人に役立ちそうなイスラエルやユダヤ人に関する情報を発信します

ユダヤ人の「超簡単な」歴史

イスラエルが発行した小冊子を元に(つまり、ユダヤ人視点から)、ユダヤ人の歴史を大まかに書きます。

*このブログの書き手である私(星野陽子)はユダヤ教に改宗したわけでもなく、キリスト教徒でもなく、元夫がイスラエル国籍のユダヤ人というだけで、一般的な日本人です。ユダヤ陰謀論を信じたり、選民であるユダヤ人がすごい!と言ったりしているわけではありませんが、成功しているユダヤ人から、学べるのでは?と思うことをシェアしています。

    いくらなんでも省略しすぎ……の3行歴史

ユダヤの歴史は約4千年前、イスラエルパレスチナ)の地に始まる。この地でユダヤの文化的、宗教的、民族的な特性が形成された。多くの民が離散の憂き目にあいながらも存在を維持し、1948年のイスラエル建国により、ユダヤ民族は2000年ぶりに独立を取り戻した。

 

4000年前にユダヤの歴史は始まった

約4000年前(紀元前17世紀)、族長アブラハムとその息子イサク、孫のヤコブによって、ユダヤの歴史は始まった。

アブラハムはカナン(パレスチナ地方の古称)へと導かれ、唯一神を信じる民の祖となった。カナン全土に飢饉が広がったとき、ヤコブイスラエル)と12人の息子はその家族とともにエジプトに移住したが、その子孫は奴隷にされたり、強制労働を強いられたりした。

エジプトに移住したが隷属となったため、紀元前1300年、エジプトを出る
400年の隷属の後、イスラエルの民はモーセに導かれエジプトを脱出。モーセらはシナイ砂漠を40年に渡って流浪し、その間に「十戒」を含む「モーセ五書」を授かる。

 

出エジプト(紀元前1300年)はユダヤ人にとって束縛からの解放と自由を表す象徴となる。ユダヤ人は毎年、当時の出来事を記念して、ぺサハ(過越祭)、シャブオット(七週祭)、スコット(仮庵祭)をしている。

ぺサハ、シャブオット、スコットは、現在は、家族や親せきが集まる楽しいイベントのように私には見えますが、私が当然のように思っている「自由」のありがたさをしっかり感じているのかもしれませんね。

 

イスラエルの地で王国を築く(第一神殿時代)がバビロニアに征服される

紀元前960年 エルサレムダビデ王国の首都となる

紀元前722~720年 イスラエル王国アッシリアに敗北し10部族が追放される(失われた10部族)

第二神殿を築くがローマ軍に崩壊される(紀元後70年)

紀元前538~515年 多数のユダヤ人がバビロンから帰還し神殿を再建

紀元後70年 エルサレムと第二神殿の崩壊

紀元後73年 マサダユダヤ人玉砕

 

昔は民族同士が土地を奪い合って戦い、降伏すれば奴隷となっていました(昔は、と書きましたがウクライナなどで、今でも続いていることですね……)。紀元70年にローマ軍によってエルサレムが陥落して以降、1948年まで、ユダヤ人はヨーロッパなどに離散し、迫害を受けてきました。ポグロムホロコーストはよく知られていますが、それ以前から度々迫害されていたと言います。

 

ユダヤ人は離散し、イスラエルは外国の占領下

ビザンチン時代(313~636年)

アラブ制服時代(636~1099年)

十字軍時代(1099~1291年)

マムルーク朝時代(1291~1516年)

オスマン帝国時代(1517~1917年)

英国統治時代(1918~1948年)

イスラエルの独立宣言と国連加盟
1948年5月14日 イスラエルは独立を宣言

1949年5月11日 イスラエルは国連の加盟国となる

 


(地図は外務省のHPからお借りしました)

 

イスラエル大使館HP

https://embassies.gov.il/tokyo/Pages/default.aspx

 

イスラエル大使館Twitter イスラエル情報が発信されています。

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