ユダヤ人の「超簡単な」歴史
イスラエルが発行した小冊子を元に(つまり、ユダヤ人視点から)、ユダヤ人の歴史を大まかに書きます。
*このブログの書き手である私(星野陽子)はユダヤ教に改宗したわけでもなく、キリスト教徒でもなく、元夫がイスラエル国籍のユダヤ人というだけで、一般的な日本人です。ユダヤ陰謀論を信じたり、選民であるユダヤ人がすごい!と言ったりしているわけではありませんが、成功しているユダヤ人から、学べるのでは?と思うことをシェアしています。
4000年前にユダヤの歴史は始まった
約4000年前(紀元前17世紀)、族長アブラハムとその息子イサク、孫のヤコブによって、ユダヤの歴史は始まった。
アブラハムはカナン(パレスチナ地方の古称)へと導かれ、唯一神を信じる民の祖となった。カナン全土に飢饉が広がったとき、ヤコブ(イスラエル)と12人の息子はその家族とともにエジプトに移住したが、その子孫は奴隷にされたり、強制労働を強いられたりした。
エジプトに移住したが隷属となったため、紀元前1300年、エジプトを出る
400年の隷属の後、イスラエルの民はモーセに導かれエジプトを脱出。モーセらはシナイ砂漠を40年に渡って流浪し、その間に「十戒」を含む「モーセ五書」を授かる。
出エジプト(紀元前1300年)はユダヤ人にとって束縛からの解放と自由を表す象徴となる。ユダヤ人は毎年、当時の出来事を記念して、ぺサハ(過越祭)、シャブオット(七週祭)、スコット(仮庵祭)をしている。
ぺサハ、シャブオット、スコットは、現在は、家族や親せきが集まる楽しいイベントのように私には見えますが、私が当然のように思っている「自由」のありがたさをしっかり感じているのかもしれませんね。
イスラエルの地で王国を築く(第一神殿時代)がバビロニアに征服される
紀元前722~720年 イスラエル王国がアッシリアに敗北し10部族が追放される(失われた10部族)
第二神殿を築くがローマ軍に崩壊される(紀元後70年)
紀元前538~515年 多数のユダヤ人がバビロンから帰還し神殿を再建
紀元後70年 エルサレムと第二神殿の崩壊
昔は民族同士が土地を奪い合って戦い、降伏すれば奴隷となっていました(昔は、と書きましたがウクライナなどで、今でも続いていることですね……)。紀元70年にローマ軍によってエルサレムが陥落して以降、1948年まで、ユダヤ人はヨーロッパなどに離散し、迫害を受けてきました。ポグロムやホロコーストはよく知られていますが、それ以前から度々迫害されていたと言います。
ビザンチン時代(313~636年)
アラブ制服時代(636~1099年)
十字軍時代(1099~1291年)
マムルーク朝時代(1291~1516年)
オスマン帝国時代(1517~1917年)
英国統治時代(1918~1948年)
イスラエルの独立宣言と国連加盟
1948年5月14日 イスラエルは独立を宣言
1949年5月11日 イスラエルは国連の加盟国となる
(地図は外務省のHPからお借りしました)
イスラエル大使館HP
https://embassies.gov.il/tokyo/Pages/default.aspx
イスラエル大使館Twitter イスラエル情報が発信されています。
https://twitter.com/IsraelinJapan?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor