イスラエル・ユダヤ情報

日本人に役立ちそうなイスラエルやユダヤ人に関する情報を発信します

カール・マルクス Karl Marx

こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。

 

ユダヤ系ドイツ人のカール・マルクス(1818年~1883年)。

ja.wikipedia.org

 

カール・マルクスは1818年、当時プロイセン王国領であったトリーアに生まれました。父はユダヤ教のラビで弁護士であったハインリヒ・マルクスで、母はオランダ出身のユダヤ人、ヘンリエッテ(Henriette)(旧姓プレスブルク(Presburg))

 

マルクス家は代々ユダヤ教のラビでした。父ハインリヒは、ユダヤ名がヒルシェルだったのですが、自由主義者であり宗教にこだわりを持たず、トリーアがプロイセン領になったことでユダヤ教徒が公職から排除されるようになったことを懸念しロイセン国教であるプロテスタントに改宗して「ハインリヒ」の洗礼名を受けました。

 

母方のプレスブルク家は数世紀前にオランダへ移民したユダヤ人家系であり、やはり代々ラビを務めていました。彼女は夫が改宗した際には改宗せず、マルクスら生まれてきた子供たちもユダヤ教会に籍を入れさせました。叔父はフィリップスの創業者の祖父リオン・フィリップスでマルクスの財政援助者でもありました。

 

マルクスが書いた『資本論』は有名な本ですが、難解なことで知られています。

なので、私はNHK100分de名著の『資本論』を読みました。

マルクス共産主義」と、学校で習った気がしますが、マルクスの思考はそんなに簡単に括れないようです。

 

資本論』第一巻の初版が刊行されたのは、一八六七年。当時、人々の暮らしを激変させていた「資本主義」のメカニズムを徹底的に解析し、その矛盾や限界を明らかにした名著です。


世界の富豪トップ26人の資産総額が地球上の人口の半分の資産に匹敵するというような「格差」は「資本主義」の問題であるのでは?と考える人が多くなってきました。

 

マルクスは「共産主義」や「社会主義」という言葉をほとんど使っておらず、使っていたのは「アソシエーション」という言葉だそうです。資本主義の問題を解決するには、まずは、生産性を上げて富を得る資本家から、アソシエーションを作って生活を守るべきなのだろう、と思いました。

 

マルクスの執筆は多岐にわたっていて、しかもとても深い。マルクスの研究を多くの人達が熱心にするのが理解できました。

 

マルクスのお墓の写真は毎日新聞の記事で見ることができます。

mainichi.jp